「何もかもが紙」の世界から激変する業務

営業統括部 営業企画課 平良栄哲調査役
営業統括部 営業企画課 平良栄哲調査役

 琉球銀行では現在、営業店の行員を対象とした研修プログラムを進めている。その推進を担当する営業統括部営業企画課の平良栄哲調査役は、「営業店の行員を毎回20人余り集めて研修を行っている。職種に関係なく実施しており、これまでに700人ほどが受講した」と話す。

 ただし内容はiPadの操作法ではない。「今まで私どもは、紙ベースで仕事をしてきた。日誌も紙で、毎日の行動予定や業務履歴、お客様の情報もすべて紙に手書きだった。それを全部新しい営業支援システムでやることになり、仕事のやり方が大きく変わったので、全員参加で実施した」(平良氏)。

 今後の展開について川上取締役は、「営業店からは、もっと台数を、という声が多く出ている。今回導入したのは、新たな業務インフラだと考えており、全行に浸透してほしい」と話す。既に現場からは、複数のシステム化のアイデアが出ているといい、今後、急速に定着が進みそうだ。