1. CRM(顧客情報管理)システムを導入、複数のシステムに分散していた顧客情報を一カ所で確認できるようにした。
2.営業職、窓口業務、管理職などの行員に600台のiPadを配布。社外でもCRMシステムやグループウエアにアクセスできるようにした。
3.シンクライアントによりiPadを万一紛失しても個人情報漏洩が起こらない仕組みを実現した。

 沖縄県内に75の本支店や出張所を構える琉球銀行。2014年4月には600台のiPadを導入。営業担当者や管理職、支店の窓口担当者などが、行内のグループウエアやCRM(顧客情報管理)システム、各種の業務支援ツールを社内外で日々活用する。同行の正社員数は1251人(2014年10月現在)というから、単純計算で約半数がiPadを使っていることになる。

川上康 取締役営業統括部長

 地方銀行が行員向けにモバイル端末を大規模導入し、しかも行内システム、特に顧客情報にまで社外からアクセスできるようにした例は珍しい。同行の川上康 取締役営業統括部長は、「今回のiPad導入は、営業支援システム導入の一環であり、検討から稼働まで1年ほどかけた」と語る。特に、出先での顧客情報確認を安全に行うための仕組みの検討は慎重に進めたという。