基幹システム刷新でクラウドへ全面移行 vCloud Air、Google Appsを活用
(熊谷組)
出典:日経コミュニケーション 2016年2月号
pp.30-33 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
ポイントはここ!
クラウドへの移行はバックアップソフトを活用し、短期間で完了
残るファイルサーバーもオンラインストレージへの移行を計画
準大手ゼネコンの熊谷組は2015年7月から8月にかけて、基幹システムを刷新。クラウドサービス上に全面移行した。採用したのは米ヴイエムウェアのクラウドサービス「vCloud Air 」だ。さらにバックアップ用途に、米アマゾン・ドット・コムのクラウドサービス「AWS 」も活用し、データ保全のための万全の体制を築いた(図1 )。
図1●クラウドをフル活用したITインフラへの刷新を続ける熊谷組
サーバーの更改時期に合わせて、2015年に基幹システムを米ヴイエムウェアのクラウドサービス「vCloud Air」へ移行した。
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同社はクラウドを活用することで、あらゆるITインフラを刷新する「クラウドファースト」の取り組みを進めている。2014年にはオンプレミスで運用していたグループウエアを米グーグルのクラウド型グループウエア「Google Apps for Works 」へ移行済み。2016年にはファイルサーバーをオンラインストレージへ移行する計画だ。
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