最近ネットワーク機器の世界で、「ホワイトボックス」が話題だ。ホワイトボックスとは、OSなど機器の基本機能を担うソフトウエアを組み込んでいないIT機器のこと。よく耳にするのは、「ホワイトボックスパソコン」という用語だ。パソコンパーツショップなどで売っている、汎用の部品を組み合わせて作ったノーブランドのパソコンなどを指す─と説明すれば、ピンとくる方も多いだろう。ネットワークの世界で話題になっているホワイトボックスはレイヤー2/レイヤー3(L2/L3)の転送機能を持つスイッチだ。主にODMベンダーが、汎用の部品を組み合わせて設計・製造し、販売する製品を意味する。