コンテンツマーケティングの定義

 コンテンツマーケティングとは一体何なのでしょうか。米国CMI (Content Marketing Institute)は、コンテンツマーケティングを以下のように定義しています。

「Content marketing is a marketing technique of creating and distributing relevant and valuable content to attract, acquire, and engage a clearly defined and understood target audience – with the objective of driving profitable customer action.」

 少し意訳を加えていますが、翻訳すると以下のようになります。

「コンテンツマーケティングはマーケティング手法の一つです。期待するアクションを促進させることを目的とします。見込み顧客と位置づけられるターゲット市場の一人一人を惹きつけ、結びつけ、獲得するために適切で価値のある(形・タイミング・チャネルで)コンテンツを創り出し、提供することです。」

 BtoB企業においては、適切で価値あるコンテンツをターゲットへ提供することでリードの獲得・育成を実現するための手段と言えます。一方、ターゲット市場のユーザー側から見る場合のコンテンツとは、情報提供元である企業の顧客に対する姿勢、依頼先としての信頼感、専門性やビジョン、課題解決力を測るのに役立てられるものと言うことができるでしょう。

 では、なぜ今、BtoB企業はコンテンツマーケティングに注力すべきなのでしょうか。

BtoB企業がコンテンツマーケティングに注力すべき理由

 BtoB企業がコンテンツマーケティングに注力すべき理由は、刻一刻と変化しています。今、注力すべき理由は、以下の3点に集約されると考えています。

1. 顧客である企業の課題解決手段・購買プロセスの複雑化・多様化
2. 主要情報源であるインターネットにおけるGoogleの変化
3. トレンドとなっているマーケティングオートメーション

 次ページ以降で、それぞれについて説明しましょう。

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