直井研究員(以下、直井):う~ん。なんか違和感が。

平野所長(以下、平野):今日も何かお悩みかい?

直井:いろんな人のメールを読んでいると、漠然とした、しっくりしないことがあるんです。

平野:たとえば、どんなものがあるのかな?

直井:「違和感を感じる」とか「お体をご自愛ください」とかです。

平野:違和感に「感」があるからだろうね。「違和感を覚える」とかにしたほうがよい。ご自愛には「体を大切にする」という意味が含まれるから「お体を」という言葉は不要だね。こういった、言葉がかぶっているものはくどいと感じたり、違和感を覚えたりする。

直井:人によって感じ方や気になるポイントはさまざまだと思いますが、所長はどんなメールが気になりますか?

平野:そうだな、たとえば「させていただきます」を連発しているメールも、なんだかリズムが悪くて嫌だね。

直井:「させていただきます」は丁寧な印象を受けますが、多いとくどくなりますね。「いたします」を併用しながらバランスをとるとよさそうです。へりくだりすぎる表現は減らしたほうがいいですね。

平野:他にも違和感を覚えるものはあるかな?

直井:面識がある人からのメールで「山田と申します」のように名乗っていると、初めてもらうメールのようで気になります。

平野:「申します」は初回だけにしたいね。

直井:「こうした方が丁寧かな」と思って使っても、状況に合わなければ違和感を与えることがありますね。

平野:そうそう。これはどうかな?

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