2005年4月23日に誕生し、10周年を迎えた動画共有サービス「YouTube」。ネットで動画配信するには、機材や環境が必要で、ひいては大きな費用がかかるものでしたが、個人だけではなく企業も無料で利用することができるYouTubeは非常にインパクトがあるものでした。

 上:有名な動画ですが、初めてYouTubeに公開された動画。
創業者の一人が撮影した、動物園で象を紹介する 18 秒の動画。

 ちなみに、この10年で最も日本で再生された動画は、AKB48の「ヘビーローテーション」のPVなのだとか。全世界では、少し前に話題になった「PSY-GANGNAM STYLE」なのだそうです。

 今日、自前で環境を整備せずにインターネットで動画配信する際のプラットフォームとしてはデファクトスタンダードの地位を確実にしたYouTube。しかし、それもすでに”昔”の話になりつつあるのかもしれません。

 アメリカのMixpo社の発表によると、FacebookとYouTubeの動画視聴数を比較すると、2014年8月頃から均衡し始めていることが分かります。ユーザー一人あたりの視聴数では、2014年6月頃にFacebookがYouTubeを追抜き、2015年2月の時点では大分差がついたことが分かります。

http://marketing.mixpo.com/acton/fs/blocks/showLandingPage/a/2062/p/p-00b2/t/page/fm/0#

 こうした動向を背景に、広告主・代理店等の意識も変わってきています。2015年の段階で、動画広告の出稿先として最も利用したいwebサービスはFacebookとなりました。昨年2014年の実績ではYouTubeが1位でしたが、この分野においてもFacebookがリードしています。

[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。