急速なデジタル化の進展により、BtoB企業においてもマーケティングを強化することの重要性が高まってきています。マーケターは成果を上げるために新たな施策を試みたり、新たなソリューションを導入しようとしたりしますが、従来型組織、なわばり意識、目的のあいまいさ、手段の目的化、コミュニケーション不足やデジタルマーケティングへの過大な期待のなかで苦労を強いられているのが実状です。

 本連載では、リード育成、マーケティングオートメーションなどの重要なキーワードをとりあげ、実例をもとに、主に生産財を扱うBtoBの領域におけるデジタルマーケティングの「プロジェクト」「しかけ」「しくみ」「運営」の勘どころを解説します。

坂井田 大悟(さかいだ だいご)
アクセンチュア デジタル コンサルティング本部 マネジャー
坂井田 大悟(さかいだ だいご) アクセンチュアのデジタル コンサルティング本部におけるデジタルマーケティングのエキスパート。大手生産材メーカー、消費財メーカー・ITサービスプロバイダーなど幅広い業種のクライアントに対して、マーケティング・営業領域における構想策定・企画立案、プロモーション設計・実行、及び業務プロセス/ウェブ/システムの設計、導入、改善などの支援を行ってきた経験を持つ。