座談会に参加したのは、日本オラクル、日本マイクロソフト、日本IBM、SAPジャパンの4社。インメモリーやカラムナー機能の拡充が、商用データベース(DBMS)の最新トレンドだ。長年にわたり性能や信頼性を向上させてきたDBMSだが、今、ビッグデータ活用が進化に拍車をかける。まずは、各社の最新製品、注力点を見よう。

(司会は森山 徹=日経コンピュータ)

司会:

自己紹介と合わせて、製品の最新動向を教えてください。

写真1●日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 クラウドアプリケーションビジネス部 エグゼクティブプロダクトマネージャー 北川剛氏
写真1●日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 クラウドアプリケーションビジネス部 エグゼクティブプロダクトマネージャー 北川剛氏
(写真:北山 宏一)

日本マイクロソフト:北川

 マイクロソフトの北川です(写真1)。製品の動向ですが、2014年4月に「SQL Server 2014」の提供を開始しました。SQL Server 2014ではインメモリー機能を強化しました。金融機関などハイトランザクション処理を求めている顧客や、高速な分析性能を求めている顧客に対してシステムを提供して、実際にもう導入開始されています。この辺りは、非常に顧客の興味や関心が高い領域なので、我々も注力していこうと思っています。

 また、SQL Server 2014を我々のクラウドサービス「Microsoft Azure」と組み合わせて使うことも考えています。IoT(Internet of Things)などのデータを可視化していくというところにも、SQL Serverのインメモリーのエンジンを活用していこうとしています。

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