「高価なストレージを導入したのに、なぜサーバー内蔵HDDよりパフォーマンスが出ないのか?」といったユーザーからの問い合わせを(中には文句に近いものも含め)、筆者はストレージベンダーのSEとして何度も受けたり、見聞きしたりした経験を持つ。実際、テスト方法によってはそのような結果となるのだが、多くの場合ワークロードプロファイル(ストレージへ負荷をかける書き込み・読み出しパターン)がストレージの利用目的や使用する業務アプリケーションとマッチしていない。

 今回は、ストレージを使用する上で避けて通れないパフォーマンス問題について、テストやベンチマークといった観点から解説する。加えて、パフォーマンスで注目を集めているフラッシュドライブについて、HDDとの特性の違いやベンチマークテストの際の注意点について紹介する。

図1 ストレージのベンチマークテスト結果に疑問を持つユーザーも
図1 ストレージのベンチマークテスト結果に疑問を持つユーザーも
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。