ビッグデータを収集し、保管し、処理するための技術は、日々進化している。オープンソースソフトウエア(OSS)の分散データ処理ソフトウエアである「Hadoop」のオリジナル開発者であるダグ・カッティング氏をはじめとするビッグデータ技術の開拓者達に、ビッグデータ技術の最新動向を聞いた。
ビッグデータを支える人々
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KDDIが採用した分散ストレージ「Cleversafe」、特徴は「誤り訂正符号方式」
米シカゴに本拠を置くクレバーセーフ(Cleversafe)は、数ペタバイト(PB)を超えるようなビッグデータを保管できる「オブジェクトストレージ」のベンダーだ。同社の「Cleversafe」は、日本ではKDDIがクラウドサービス「au Cloud」のストレージ基盤に採用する。クレバーセーフの社長兼…
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「RedshiftはHadoopキラーになる」、FlyDataの藤川氏に聞く
藤川幸一氏がシリコンバレーで起業した米フライデータ(FlyData)は、様々なデータソースから米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のデータウエアハウス(DWH)サービス「Amazon Redshift」にデータを転送するというサービス「FlyData」を提供する。藤川氏はAWSのRedshift…
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構造化と非構造化の“中間領域”を狙う、米トレジャーデータの挑戦
ビッグデータ分析のクラウドサービスを提供する米トレジャーデータは、日本人エンジニアが米国で起業したスタートアップだ。2014年7月には日本市場向けのサービス提供に関してヤフーとの提携を発表した。同社の共同創業者でCTO(最高技術責任者)である太田一樹氏に、同社の現状やビッグデータ技術のトレンドを聞…
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Hadoopの「開発企業」へと進み始めたNTTデータ
オープンソースソフトウエア(OSS)の分散データ処理ソフト「Hadoop」を使ったシステム構築やサポートの事業を手がけるNTTデータ。そんな同社が現在、Hadoopのサポート企業から「開発企業」へと変わり始めている。Hadoopのソースコード開発に関する貢献を増やし、Hadoopの「コミッター」を…
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MapReduceは「ゆっくり死んでいく」、Hadoop開発者のカッティング氏
オープンソースソフトウエア(OSS)の分散データ処理ソフト「Hadoop」が、大きな変貌を遂げ始めている。バッチ処理だけでなく、SQLクエリーを使ったインタラクティブ分析やインメモリー処理、機械学習処理などへと適用領域を広げているからだ。Hadoopのオリジナル開発者であるダグ・カッティング氏は、…