企業ネット/ICT利活用実態調査より クラウド導入がWAN見直しの契機に 白井 良=日経SYSTEMS 2014.09.02 出典:日経コミュニケーション 2013年10月号 pp.23-25(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) コピーしました ここ数年、コンピュータインフラの話題の中心になっているクラウドサービスやサーバー仮想化。雑誌「日経コミュニケーション」の「企業ネット/ICT利活用実態調査」では、継続して利用の有無を聞いている。最新の調査結果(企業ネット/ICT利活用実態調査 2013)は、前回調査(2012年)に比べると小幅な伸びとなっている。 既に利用している企業の割合は、サーバー仮想化は前回調査よりも5.7ポイントの増加(図1)。クラウドサービスは、SaaS(Software as a Service)が同3.3ポイント、PaaS(Platform as a Service)が同0.7ポイント、IaaS(Infrastructure as a Service)が同1.6ポイントのプラス成長だった(図2)。前々回調査から前回調査への伸びと比べると、成長が鈍化しているように見える。 図1●サーバー仮想化技術の導入状況 前回調査の選択肢「利用を検討中」を2013年は「利用する方向で検討」、「利用するか否かを検討」の2つに分けた。 図2●クラウドサービスの利用状況 いずれかを利用中または利用予定の企業の割合は43.8%。2011年調査に「利用予定」の選択肢はなく、2012年に新設。選択肢「利用を検討中」を2013年は「利用する方向で検討」と「利用するか否かを検討」の2つに分けた。[画像のクリックで拡大表示] この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です 会員の方はこちら ログイン 未登録の方はこちら 会員登録 日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。 次ページ サーバー仮想化やクラウドの検討は“あたりまえ”に... 1 2 3 4 編集部イチ押しの資料(ホワイトペーパー) DevOpsでセキュリティが後手に、対策のDevSecOpsで失敗しない要点とは EOS迫る「IBM Power」、気になるクラウド移行のコスト効果と再現性 創業150年以上の老舗米国企業が標榜する新しいマーケティングのカタチ デジタル×組織・制度変革でIT金融グループへ アイフルが挑む顧客接点改革 日本取引所グループが挑む、既存の枠組みを超えた価値創造の狙いとは 「そのクラウド費用、本当に必要?」と言われて困らないための5つの推奨事項