ここ数年、コンピュータインフラの話題の中心になっているクラウドサービスやサーバー仮想化。雑誌「日経コミュニケーション」の「企業ネット/ICT利活用実態調査」では、継続して利用の有無を聞いている。最新の調査結果(企業ネット/ICT利活用実態調査 2013)は、前回調査(2012年)に比べると小幅な伸びとなっている。

 既に利用している企業の割合は、サーバー仮想化は前回調査よりも5.7ポイントの増加(図1)。クラウドサービスは、SaaS(Software as a Service)が同3.3ポイント、PaaS(Platform as a Service)が同0.7ポイント、IaaS(Infrastructure as a Service)が同1.6ポイントのプラス成長だった(図2)。前々回調査から前回調査への伸びと比べると、成長が鈍化しているように見える。

図1●サーバー仮想化技術の導入状況
図1●サーバー仮想化技術の導入状況
前回調査の選択肢「利用を検討中」を2013年は「利用する方向で検討」、「利用するか否かを検討」の2つに分けた。
図2●クラウドサービスの利用状況
図2●クラウドサービスの利用状況
いずれかを利用中または利用予定の企業の割合は43.8%。2011年調査に「利用予定」の選択肢はなく、2012年に新設。選択肢「利用を検討中」を2013年は「利用する方向で検討」と「利用するか否かを検討」の2つに分けた。
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。