アップルの「iPad」にグーグルの「Nexus」、マイクロソフトの「Surface」…。タブレットの導入を検討する企業の担当者は、どの機種を選ぶべきか頭を悩ませているはずだ。今回取材した事例を基に、タブレットの賢い選び方を探った。
タブレットの機種選定作業を入念に実施したのがANA。約9000台のiPadを配布するに当たり、数十の評価項目を事前に定めて、複数の機種を比較した。「暗い機内でもタブレットの文字がきちんと読めるか」、「緊急時に参照するページに素早くたどりつけるか」などである。評価の仕方は、現場にテストさせるという簡単なもの。タブレットを使う客室乗務員(CA)に、複数のタブレットを乗務中に使わせ、感想を聞いた。
モバイル端末選びでは、バッテリーの駆動時間が重要だ。この点については、ANAが運航する路線での最長飛行時間(成田~ニューヨーク間)を目安にした。その飛行時間は14時間30分だが、導入当時、充電なしで14時間30分使い続けられるタブレットはなかったという。そこでANAは他の路線の飛行時間なども考慮して、「最低8時間」を目安とした。その点もiPadはクリアしている。
ANA以外にもiPadを採用した例は多く、今回取材をしたユーザー企業の約6割が採用していた。特に、顧客先で使うプレゼンテーションツールとして評価が高い。

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