「移行編」では、「Windows 8に移行すれば2023年まで安心?」「8.1はアップデートしなくても問題ない?」など、移行に関して陥りやすい落とし穴や注意点をQ&A形式で解説する。

Windows 8に移行すれば2023年までは安心?

 日本時間の2012年10月26日に発売されたWindows 8。サポート期限は、フルサポートが受けられる「メインストリームサポート」が2018年1月9日(米国時間、以下同)まで、「延長サポート」が2023年1月10日までとなっていた。ところが2013年10月17日に、無償アップデート版「Windows 8.1」が公開されたことで状況が変わった。8.1は8のサービスパック(SP)という位置づけ。マイクロソフトが定めるサポート期間のポリシーでは、製品のサポート対象期間は次のSPの一般公開から24カ月後までか、製品のサポート期間終了までのうち、先に訪れた方としている。

 マイクロソフトによると、2016年1月12日までに8.1へ移行しない場合、8はサポート終了と同じ状況に陥る(図7)。もちろん、そのままだとパッチの提供も受けられなくなる。Windows 7に比べてサポート期間の長さを魅力に感じ、XPからいち早く8に移行した企業ユーザーにとっては、ひと息つく暇もなくアップデートに関する調査や検証作業を進める必要がある。

図7●各OSのサポート終了時期
図7●各OSのサポート終了時期
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