期待されて久しいM2M(Machine to Machine)/IoT(Intertet of Things)市場が新たなフェーズに入りつつある。「コスト削減」「最適化」「エコシステム形成」という3つの波に後を押され、各プレーヤーの動きが活発化しているからだ。
2020年代に500億ものデバイスがネットにつながる巨大市場に向けて、通信事業者、米グーグルや米アップルといったスマートフォンの覇者、チップベンダー、SIer、家電メーカーなどが入り交じり、大乱戦となりつつある。制するのは誰か。
500億デバイス市場の争奪
期待されて久しいM2M(Machine to Machine)/IoT(Intertet of Things)市場が新たなフェーズに入りつつある。「コスト削減」「最適化」「エコシステム形成」という3つの波に後を押され、各プレーヤーの動きが活発化しているからだ。
2020年代に500億ものデバイスがネットにつながる巨大市場に向けて、通信事業者、米グーグルや米アップルといったスマートフォンの覇者、チップベンダー、SIer、家電メーカーなどが入り交じり、大乱戦となりつつある。制するのは誰か。
業界アライアンスによってM2M/IoT市場のユースケースを作り、ビジネスとしていち早く離陸させようという動きが始まっている。その多くは、スマートホーム分野をターゲットとしている。主導しているのは米クアルコムなどの「AllSeen Alliance」、グーグルや同社傘下の米ネストラボなどの「Thre…
第4回もM2M/IoTを後押しする「コスト削減」と「最適化」について、主に技術や標準化の側面から詳しく解説する。今回注目するのは、「移動体通信」「近距離無線」「新プロトコル」という三つのジャンルの技術だ。移動体通信では「NFV」が、近距離無線の標準化分野では「IEEE 802.11ah」が、新プロ…
第3回と第4回ではM2M/IoTを後押しする「コスト削減」と「最適化」について、主に技術や標準化の側面から詳しく解説する。第3回は「共通プラットフォーム」「書き換え可能SIM」という二つのジャンルの技術に着目する。M2M/IoTのサービスプラットフォームを共通化し、コスト削減とともにデータの再利用…
低空飛行を続けてきたM2M市場が、IoTという新たなキーワードとともに変化の兆しが見えてきた。市場を後押しし、より幅広い分野でバリューチェーンを成立させる「コスト削減」「最適化」「エコシステム形成」という波が一気に加速し始めたからだ。コスト面では、課題だったローミング料金の問題が解消へ向かいつつあ…
2020年代にはネットワークの中心がこれまでの場所と場所を結ぶ通信、人と人を結ぶコミュニケーションから、モノとモノ(Machine to Machine)、さらにはモノと人を含むあらゆる存在を結ぶ、IoT(Internet of Things)へと移り変わる。あらゆるモノや存在がつながる時代が本格…