編集長の眼
目次
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ソフトバンク10兆円ファンド、設立の決め手は「水晶玉」
ソフトバンクグループが、サウジアラビアの政府系ファンドなどと設立した10兆円規模の巨額ファンド。米トランプ大統領の中東訪問に合わせて発表する派手な演出で華々しくスタートすることになった。ソフトバンクの孫正義社長が設立を決めたきっかけは、ある出来事だった。
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ますます訳が分からない、SEはいったい何をする人?
「システムエンジニア(SE)って、よく分からないけど格好良さそうなので希望してみた」。1990年当時、友人のN君が金融機関の就職面接の後、言った言葉だ。あれから27年立つ今、SEという呼び名の職種は、定義や実態がまたよく分からなくなってきている。
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次の脅威は「ビジネスメール詐欺」、手口はまるでオレオレ詐欺
ここにきて、また新たなサイバー攻撃の脅威が注目を集めている。「ビジネスメール詐欺」である。筆者は初めてビジネスメール詐欺という言葉を聞いたとき、「標的型攻撃メール」の話か、と思って聞き流しそうになった。しかしさにあらず。
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玄人もハマるネットワークループの罠
「ネットワークトラブルはなくならない。そして繰り返す」。その最たるものがネットワークループだ。ネットワークエンジニアの誰もが一度は経験するトラブルといっても過言ではない。
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取材中にドローンが墜落、目撃したときに感じた寒気と使命
ドローン(小型無人機)の墜落現場に居合わせた。2017年3月10日の取材中だった。ソフトバンクが実施した、北海道倶知安町のスキー場でドローンを飛ばす実験での出来事だ。
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クラウドに移行してもコストは減らない
「パブリッククラウドサービスに既存システムをそのまま移行してコストが大きく下がるのは、オンプレミス(自社所有)環境のインフラに無駄があるケース。コスト削減に努めてきたなら、クラウド移行の目的には含めないほうがいい」。AWSやAzureなどのクラウドの導入支援を行うコンサルタントから聞いた言葉だ。
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イチロー選手並みの集中力に?マインドフルネスを体験してみた
「マインドフルネス」という言葉をご存じだろうか。メンタルトレーニングの一種で、瞑想を通じて心の状態を整えるというもの。仏教やインドのヨガで行われてきた瞑想を基に、宗教色を取り除いて開発された。これが今、企業の研修に取り入れられているという。
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FinTechのLINEスタンプを作ったら売れなかった
約3週間前、FinTechのLINEスタンプを作って「LINE Creators Market」にリリースしたが、ほとんど売れなかった。初めての試みだったが、たぶんもうやらないと思う。
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「責任者でてこい」から15年の惨状と期待
「SoE(System of Engagement)」や「モード2」と呼ばれる、新たなサービスや事業を担うシステムの開発では、少人数のチームが当たり前。それを率いるPMやリーダーは多くの役割を担い、高いスキルが求められる。現状は人材不足だが、新たなユーザーPM/リーダーの出現を期待したい。
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イスラエル出張で日本のセキュリティ産業を憂う、しかし憂いてばかりはいられない
筆者は2017年1月末から2月の初めにかけて、イスラエル出張に行ってきた。テルアビブで1月30日~2月1日に開催されたサイバーセキュリティイベント「CyberTech 2017」に参加し、併せて同国のサイバーセキュリティ関係者に取材するためだ。イスラエルのサイバーセキュリティ産業の強さの片鱗を肌で感…
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社長の「セキュリティ無茶振り」に困っていませんか?
「ウチのセキュリティ対策は大丈夫か?」――企業の経営層にとって、今やこの問いかけが頭から離れないのではないだろうか。高度化する標的型攻撃から100%逃れる術はない。一方でサイバー攻撃対策に神経質になるあまり、経営層がセキュリティ担当者に対して、「無茶振り」をするケースが見受けられるようになった。
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「プログラミングで論理思考が育つ」は本当か
2020年に小学校でもプログラミング教育が必須化されるということで、プログラミング教室が盛り上がっている。プログラミング教室には、やはり小さな子を持つ親御さんから、「ウチの子もプログラミング教室に通わせたほうがいいのでしょうか?」という相談が多く寄せられているという。
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若手が知らない昔の技術MQ、クラウドではホットだ
「メッセージキューイング(MQ)」というシステム連携方式をご存じだろうか。詳しくは後述するが、クライアント(システムあるいはシステムを構成するサービス)同士が、「キュー」と呼ぶ入れ物を介して、メッセージをやり取りする仕組みだ。
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「自分のことは自分が一番よく分かっている」という誤解
自分の強みや弱み、価値観を把握していれば、自分が強い部分では他のメンバーをサポートし、弱い部分で他人を頼ろうと判断できる。とはいえ、自分を客観視することは難しい。
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「このプラチナカードで」、“どや顔”が消える時代に失うモノ
日本で始まった「Apple Pay」や「Android Pay」。ブランドカードで“どや顔決済”をしていた人たちはいったいどうなってしまうのだろう。
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失敗しないプロジェクト、10人のトップPMが伝授する3つのカギ
プロジェクトマネジャー(PM)の中にも、成功率が高い人と、そうでない人がいる。成功率が高い人はきっと、どんなプロジェクトでも成功に導くための共通的な「何か」を持っているのではないか――。ベンダー各社の経験豊富なトップPMに、若手PMに伝えたい言葉として、プロジェクトマネジメントで重要視していること…
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「セキュリティ人材は引っぱりだこ」は本当か?
つい先日、ITproに「引っぱりだこの『セキュリティ職人』」という記事が掲載された。この記事の内容には納得した上で、「引っぱりだこなのは確かにそうだ。だが、それがセキュリティ人材の増加につながっていないのではないか」という問題意識が生まれた。
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16年目の異変から見つかった、アイデア続出の楽しげなワークスタイル見直し
日経コミュニケーションが毎年実施している「企業ネット実態調査」。今年の調査でタブレット端末の項目に“異変”が見つかった。企業におけるタブレット活用の現場を訪ねたところ、アイデアが次から次へと出てくる、実に楽しげなワークスタイル見直しを進めているユーザー企業に出会った。
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CISOとCIO、どっちが偉い?
多くの企業を悩まし続ける情報セキュリティ対策。このテーマを巡って、記者が関心を持っているのは、「CISO(最高情報セキュリティ責任者)」についてだ。経済産業省は、企業内に情報セキュリティ分野を統括する責任者「CISO」を置くべきであると指摘している。「CISOは必要だと思いますか?」。
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不機嫌な中年男、存在理由がない
2016年も残すところあと1カ月半。今年は日経ITイノベーターズが開催したセミナーや会議などを通じて、多くの経営者やリーダー層、有識者から多くの金言をいただいた。ありがたいことだ。そのなかでも耳が痛かった話を。
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