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編集長の眼

シスコのヴィプテラ買収はSD-WANの「終わりの始まり」か

加藤雅浩=日経コミュニケーション 2017/06/26 日経コミュニケーション
日経コミュニケーション編集長
加藤雅浩

 少し前の話題になるが、米シスコシステムズが2017年5月1日(現地時間)に、ネットワークベンチャー企業である米ヴィプテラ(Viptela)を、6億1000万ドルで買収する意向を明らかにした。関係者の間では昨年の秋ごろからまことしやかにささやかれていたので、筆者も「ついに来たか」と実感しつつ、「いよいよ終わりの始まりか」とも思った。

 なぜ「終わりの始まり」と思ったかを説明する前に、ヴィプテラについて簡単に紹介しよう。同社は2012年の設立。企業のWAN(広域ネットワーク)を仮想化する「SD-WAN」製品で知られる。WANの仮想化によるメリットは様々あるが、その一つに「迅速な拠点開設」が挙げられる。拠点に置いたSD-WAN装置(CPE)のプロビジョニングはクラウド上にあるコントローラーからリモートで可能であり、人手を介さないからだ。

SD-WANの概念図
[画像のクリックで拡大表示]

 例えば、ヴィプテラ製品のユーザーであるアパレル大手の米ギャップ(GAP)は、全米1200超のショップをわずか3カ月で開設したという。銀行大手の米フィフス・サード・バンクは今後5年と1億1200万ドルを投じて支店のネットワークを刷新するが、これまで60日を要していた拠点の開設が数日に短縮できる見通しという。日本でも、ある製造業が100拠点に展開中と、大型案件を次々とものにしており、まさに伸び盛りの企業に映る。

 そんなヴィプテラが買収されたと聞いて、かつてネットワークの仮想化で名をはせたベンチャー企業の米ニシラ・ネットワークス(Nicira Networks)を思い出した。同社は2007年の設立後、しばらくはステルスモードだったが、2012年にオールソフトウエアのオーバーレイSDN(ソフトウエア・デファインド・ネットワーキング)の「NVP」を発表して大きな注目を集めた。

 それもつかの間、米ヴイエムウェアが同年7月に10億ドル超で同社(当時の社名はニシラ)を買収した。そして、ヴイエムウェアはNVPをベースとしたネットワーク仮想化ソリューション「NSX」を開発し、マイクロセグメンテーション市場向けにソリューション展開。独り勝ちと言えるほどの大成功を収めた。一方でその後、ニシラのようなSDN専業ベンダーが話題を呼ぶことはなくなった。

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