2015年も残りわずか。この1年、「記者の眼」でアップルの製品やサービスについていろいろと書いてきた。今年最後の本コラムもアップルの話で締めたいと思う。
その前に、今年1年の同社の製品投入の動きをざっと振り返っておこう(表)。
3月 | Apple Watch、MacBook発売 |
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5月 | 15インチMacBook Proと27インチ5K iMacをアップデート |
6月 | WWDC(世界開発者会議)2015開催、Apple Music提供開始 |
9月 | iPhone 6s/6s Plus発売、iOS 9、OS X El Capitan、watch0S 2リリース |
10月 | 21.5インチ4K iMac発売、Apple TV発売 |
11月 | iPad Pro発売 |
このほかにも、四半期ごとの業績発表や周辺製品の発売、OSのマイナーアップデートなどがあったが、一般ユーザーの目を引く動きという意味では、こんなところだろう。
1年を通して見れば、「Apple Watch」のような全くの新ジャンルから、「MacBook」「iPad Pro」のような既存ジャンルの中での新提案、ラインアップ強化まで、かなり充実した内容だったことが分かる。
緒に就いたばかりのApple Watch
このうち、筆者が今年実際に購入したアップル製品は、「Apple Watch」(Sport)と「Apple TV」だ。「Apple Music」も、3カ月間の無料トライアルの後、解約せずに有料サービスを使い続けている。それぞれの満足度を100点満点で採点すると、Apple Watchが60点、Appe TVが50点、Apple Musicが80点といったところか(写真1)。