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記者の眼

上司から無理な仕事を強要されたら

(谷島 宣之=日経BPイノベーションICT研究所) 2015/11/25 日経BP総研 イノベーションICT研究所

 「1年後に火星まで行ってほしい」

 上司からこう命令されたらどうするか。「不可能です」と答えるしかない。いや、「正気ですか」と問うべきか。

 「1年後に1億円を売り上げる新事業を作ってほしい」

 上司からこう命令されたらどうするか。「不可能です」と即答したら「スマートフォンのゲームでヒットを打てば可能ではないか」と言い返された。「私には無理です」と頭を下げると「なぜ無理なのか」と追求された。

 当たりをとるゲームを作るのは至難の技だが火星探検に比べれば可能性はある。即答を避け、1週間くらいゲームの構想を練ってもよいかもしれない。上司は例えとしてゲームを挙げている。仲のよい同僚と新事業の案を話し合ってみるのは悪くない。

 「1年後に△△情報システムを完成させてほしい」

 上司からこう命令されたらどうするか。ある程度の経験を積んだITプロフェッショナルであれば△△情報システムの開発が火星探検に近いのか、それとも1億円の新事業に近いのか判断できる。

 開発すべきシステムの要件、納期、開発費、開発要員といった諸条件を見渡したところ、開発要員の力量に不安があるものの1年後ならなんとか完成できる。この場合1億円の新事業に近いから挑戦してもよい。

 システム要件、納期、開発費、開発要員のすべてに問題があり1年では到底開発できない。そういう案件だったら火星探検に近い。「できません」と言うしかないが上司が納得せず「開発せよ」と強要してきたらどうするか。「正気ですか」と問うてもよいのか。

上司だけではなく同僚までが言い出したら

 次に示す発言例は日経ビジネスオンラインに本日公開した拙文『2016年4月の電力小売り自由化はできない 情報システムの開発が間に合わない訳』からの引用である。

 「国が決めたことだ。やってもらわないと困る」

 「託送業務システムは電力自由化の要。ぜひうちの実績にしておきたい」

 「頭からできないと決め付けるのかいかがなものか。なんとかするのが技術者である君たちの仕事ではないか」

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