パソコンの空き容量が足りなくなったら外付けHDDを買い足す。では、その外付けHDDがいっぱいになってしまったらどうする?――

 編集業務に使っていた外付けHDDがついにその日を迎えてしまった(写真1)。まさか500GBが満杯になるとは思っていなかったが、いろいろ便利に詰め込んでいたらわずか1年でいっぱいに。そのトラブルは唐突にやってきた。

写真1●外付けHDDがいっぱいに
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写真1●外付けHDDがいっぱいに
使っていた外付けHDDはKドライブ。作業が終わったファイルをどんどん移していったところ、満杯になってしまった。Dドライブも空きがないが、これはパソコン購入時から予約されているリカバリーイメージの領域だ。

 外付けHDDをもう1台買い足すと邪魔になるし、使い分けが面倒だ。そこで目を付けたのが着脱式のドライブケース(写真2)。「HDDクレードル」などとも呼ばれている。内蔵用HDDを縦に差し込み、外付けHDDとして使う周辺機器で、安価に大容量のHDDが利用可能になる。自作パソコンや動画編集などのホビー用途では広く普及している機器だが、業務用のパソコンで常用できるのだろうか。便利な半面、慎重な操作が必要なポイントもあるので、実際に試したデータ引越しの顛末をご覧にいれたい。

写真2●HDDを縦刺しできるドライブケース
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写真2●HDDを縦刺しできるドライブケース
上のカバーの部分に内蔵用のHDDを押し込んで装着すると外付けHDDとして使える。写真はセンチュリーの「New 裸族のお立ち台 DJ クローンプラス USB 3.0」。