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記者の眼

プログラミング教育からIoTまで、IchigoJamが狙う世界戦略

大豆生田 崇志=日経コンピュータ 2017/10/30 日経コンピュータ

 日本発のシングルボードパソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」をご存じだろうか。子どもにプログラミングを教えたり、公共バスの位置や乗客数をリアルタイムで表示したりするツールとして用途が広がっている。

 IchigoJamは2014年にjig.jpの福野泰介社長が開発した。jig.jpはガラケー向けブラウザーの開発を手掛けていたが、福野氏が米グーグルや米アップルのようにハードウエアを作ろうと、英国発のRaspberry Pi(ラズベリーパイ)と同じくプログラミング教育用として開発した。

 IchigoJamはARMの32ビットCPUを搭載し、メモリーはわずか4Kバイト。標準機種である「IchigoJam T」の組み立てキットの価格は税別1500円。IchigoJamはいまやRaspberry Piと同様に、IoT(インターネット・オブ・シングス)のデバイスとして使われ始めた。

写真●IchigoJamの外観
(出所:@openspc)
[画像のクリックで拡大表示]

公共バスの運行状況や乗客数をリアルタイム表示

 jig.jpと福井県鯖江市、さくらインターネットは2017年4月から、高齢者や障害者といった交通弱者を主な対象とした鯖江市公共バス「つつじバス」で、「バス乗客リアルタイムオープンデータシステム」を運用している。

 つつじバスのWebサイトを見ると、現在バスが市内のどこを走っているか地図で分かる。バスの乗客数や車イスの利用者がいるかもリアルタイムで確認できる。このシステムは一般社団法人コード・フォー・ジャパンが企業の社員を自治体に派遣する事業の一環として、鯖江市に2016年11月から3カ月間派遣されたヤフー社員2人が開発を提案した。

写真●つつじバスのWebサイト
(出所:鯖江市)
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写真●乗客数がリアルタイムで分かる「つつじバスモニター」
(出所:福野泰介氏)
[画像のクリックで拡大表示]

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