アップルが「iPhone 6s/6s Plus」(写真)を発売してほぼ1カ月。最初の3日間で1300万台を売り上げるなど、まずは順調なスタートダッシュとなった(関連記事:iPhone 6s/6s Plusの販売台数、最初の3日間で1300万台突破、記録更新)。

 もっとも、今回の1300万台という販売台数には、昨年は含まれていなかった中国向けの数字が含まれていることから、その分を割り引いて読む解くべきとの声もある。実際、国内に関して言えば、昨年ほどのフィーバーには至らなかったようだ(関連記事:iPhone 6sの国内販売、当初3日間は16%減と振るわず)。

写真●毎年恒例のモデルチェンジを果たした「iPhone 6s」
写真●毎年恒例のモデルチェンジを果たした「iPhone 6s」
(写真:アップル)
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実は侮れない“マイナーチェンジ”の中身

 iPhoneの場合、第二世代製品である「iPhone 3G」以降、末尾の数字が2年ごとに大きくなるパターンが続いている。そして、数字が変わるごとに、画面サイズの拡大を含む外観デザインが変わる。いわゆるフルモデルチェンジを遂げるわけだ。下に、末尾の数字が変わるごとの主な変更点をまとめた(表1)。

表1●末尾の数字が大きくなったときの主な変更点
3→4画面サイズは3.5インチで据え置きのまま解像度が倍増(Retina化)
4→5画面サイズが3.5インチから4インチにアップ
5→6画面サイズが4インチから4.7インチにアップ。5.5インチ画面の6 Plusも登場