米国時間の9月9日(日本時間の10日未明)、アップルはこの時期恒例となったスペシャルイベントをサンフランシスコ市内で開催する。イベントの招待状には下の写真のようなカラフルなアップルのロゴに、"Hey Siri, give us a hint."の文字が踊る。日本語だと、「Siri、ヒントをちょうだい」といったところか(写真1)。

写真1●アップルのサイトに掲載された、今回のスペシャルイベントの告知。こう書かれたら、誰だって、Siriに聞いてみたくなる。
写真1●アップルのサイトに掲載された、今回のスペシャルイベントの告知。こう書かれたら、誰だって、Siriに聞いてみたくなる。
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 同社のイベントでは、招待状に書かれた秘密めいた文言とデザインから発表内容を予想するのが毎回のお約束となっているが、今回は比較的ストレート。少なくとも、iOSの音声アシスタント機能「Siri」が絡んでいるのは間違いなさそうだ。考えることは皆同じと見えて、招待状がメディアに届き始めた8月28日には、国内外でそのままの問いをSiriに投げかけた結果が一斉にアップされた。

 実際に試してみたところ、回答には複数のパターンが用意されているようだ。質問者を軽妙にいなしたり、もったいぶったりと、相変わらずとぼけたキャラクターぶりを発揮しているものが多いが、9月9日に重大な発表があることだけは認めている(写真2)。もちろん、一連の回答はアップル自身による“仕込み”なのだが、Siriの存在をさりげなくアピールしつつ、イベントの前人気を煽るあたり、なかなか巧みだ。

写真2●Siriに日本語で尋ねると、ちゃんと答が返ってきた。9月9日に秘密保持契約で縛られるようなイベントがあることは承知しているらしい。
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