日経NETWORKは「ネットワークの実態調査 2014」を実施し、ネットワーク機器ベンダーの導入率ランキングを調べた。自社の業務ネットワークに導入しているネットワーク機器のベンダー名を管理者に尋ね、その結果をまとめたものだ。これまで途中経過を何回かに分けて紹介してきたが、このたび最終結果が出たので紹介しよう。

 6つの主要ネットワーク機器を調査対象とした。まずは各部門の1位を紹介する。(1)ルーターの1位はヤマハ。(2)無線LANアクセスポイントではバッファロー、(3)無線LANコントローラーはシスコシステムズが1位となった。(4)8ポート以下の小型レイヤー2スイッチ(LANスイッチ)の1位はバッファローだった。(5)9ポート以上の大型レイヤー2スイッチ、(6)レイヤー3スイッチは、ともにシスコシステムズが1位という結果となった。以降、各部門の結果を詳しく見ていく。

(1)ルーター:1位はヤマハ、2位はシスコ

 1位はヤマハ(27.2%)、2位はシスコシステムズ(22.0%)という結果だった(図1)。この調査では、企業向けのルーター製品に加えて、業務に活用している家庭用ブロードバンドルーターなども対象としている。

図1●ルーターベンダーのランキング
図1●ルーターベンダーのランキング
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