詳しい方にとっては「何を今さら」と思うかもしれないが、先日、久しぶりにカラオケボックスに行ってみて驚いた。イマドキのカラオケは、単にカラオケルームで曲をリクエストして歌うというだけでない、様々なシカケが用意されていたからだ。

 驚いたものの一つが「うたスキ動画」。これは、カラオケを歌う自らの姿を撮影した動画を閲覧・共有できるようにしたサービスだ(うたスキ動画はJOYSOUNDの名称、DAMにも「DAM★とも動画」という同様のサービスがある)。

写真1●JOYSOUNDの最新コマンダー「JOYSOUND f1」
写真1●JOYSOUNDの最新コマンダー「JOYSOUND f1」
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 動画はWebサイトで閲覧することもできるし、カラオケルームのコマンダー(カラオケルームに置かれる主制御機器、写真1)に動画をダウンロードし、それに合わせて自分の動画を撮影・保存してコラボ動画を作成することもできる(写真2、コラボは最大5動画まで)。

写真2●見ず知らずの人とのコラボも可能な「うたスキ動画」
写真2●見ず知らずの人とのコラボも可能な「うたスキ動画」
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 自分が歌う姿を世間様にさらすということすら恥ずかしい筆者にとっては、そのように見ず知らずの人とコラボするなどということが最初は信じられなかった。だが、時間や場所を超えてお気に入りの歌を一緒に歌ったり演奏したりするコラボ動画をWebサイトで見ていると、これはバーチャルな同好の士の集まりであり、一種のソーシャルメディアなのだと気づいた。参加してみると、非常に楽しいのだろうと思う。