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記者の眼

一瞬で未体験ゾーンへ、ゴーグル不要「裸眼VR」の破壊力

高田 学也=日経FinTech 2017/08/23 日経FinTech

 「Wow!」「Amazing!」——。2017年3月に米国テキサス州オースティンで開催した音楽や映像、ネット技術の国際見本市「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)2017」。会場の一画では、来場者が興奮して次々と歓声を上げていた。彼ら彼女らが体験していたのは、幅5.2メートル、高さ3.4メートルの巨大スクリーンに映し出されたコンテンツ「8K:VRライド」だ。

 多くの人が興奮するのも無理はない。ゴーグル型のヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)をかけることなく東京の空を飛び回ることができる仮想現実(VR)世界を体験できたからだ。おまけに座席が音楽に合わせて遊動し、さらに風も吹き付ける。全身の五感で嫌が応でも異次元を生々しく感じ取ることができ、怖さと感動が入り交じった不思議な時間を過ごすことができた。

気軽に、そして複数人で同時に楽しめるVRを

写真●SWSW2017で好評だった「8K:VRライド」。10月には「DIGITAL CONTENT EXPO 2017」に出展され、一般公開されるという
[画像のクリックで拡大表示]

 「NHKが開発した次世代テレビ放送規格『8Kスーパーハイビジョン』に3D映像技術をミックスし、今までとは切り口を変えた斬新なVRエンターテインメントだ」。開発を担当したNHKエンタープライズ デジタル・映像イノベーションの田邊浩介エグゼクティブプロデューサーは、コンテンツ作りにかけた思いをこう吐露する。

 ここ数年で起こったブームによって、VRは徐々に市民権を得ている。ただ仕組み上、HMDの装着は不可欠であり、また複数人で同時にコンテンツを楽しむことは難しい。気楽に見て聞いてみんなでワイワイできるテレビや音楽ライブのような楽しみに欠けていたのも事実だ。

 一時期家電メーカーが3D(3次元)対応テレビの普及を狙ったものの、思うように人々に受け入れられず一時的なブームで終わってしまった。VRに同じ轍を踏ませてはならない。8K:VRライドは、そんな危機感を持った開発メンバーたちが現在手に入れられる先端技術を駆使し、本気でコンテンツ作りに取り組んだからこそ生まれた。

 8K:VRライドは、年間1万本を越えるテレビ・ラジオ番組の制作に取り組むNHKエンタープライズと、NHKグループで番組制作技術やコンピュータシステムの開発・運用を担うNHKメディアテクノロジーの2社が共同で編み出したコンセプトだ。コンセプトに共感した、音楽配信会社レコチョクのR&D(研究開発)機関レコチョク・ラボと、映像システムを手掛けるWONDER VISION TECHNO LABORATORY(WVTL)が合流し、共同開発した。

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