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記者の眼

10.5型iPad Pro自腹レビュー、120Hzのヌルヌル感はRetina以来の衝撃だった

高橋 健太郎=日経コンピュータ 2017/08/03 日経コンピュータ

 発売開始直後の2017年6月6日に10.5インチiPad Proを予約し、6月13日に無事に手元に届いた。2年前に発売された旧12.9インチiPad Proの買い足しになる。12.9インチiPad Proと比較しつつ、新型10.5インチiPad Proの1カ月半の使用感をお伝えしよう。

筆者が購入した10.5インチiPad Pro
[画像のクリックで拡大表示]

実物を見ないと分からない120Hzリフレッシュレートの凄さ

 電源ボタンを押してホーム画面を最初に開いて驚くのが、画面のアニメーションの滑らかさだ。

 既に多くのレビュアーが言及しているが、新しいiPadの画面のリフレッシュレート(画面を更新する速さ)は従来の60Hzから120Hzに高まった。1秒間に120回、画面を書き替えているという意味だ。

 米アップルはこの技術を「ProMotion」と呼んでいる。具体的にどのような内容なのかは分からないが、分解系の報道によるとディスプレイをつなぐ内部ケーブルを従来の2本から4本に増やし、帯域を稼いでいる様子が見てとれる。

 ホーム画面を横にスクロールして別のホーム画面に遷移したり、Safariで表示したWebページを縦にスクロールしたりすると、そのヌルヌル感が際立つ。手元の旧12.9インチiPad Proも十分滑らかにスクロールしていたと感じていたが、120Hzリフレッシュレートを体感してしまうと、従来の60Hzがとてもぎこちないものに感じてしまう。

 この驚きの滑らかさは、実際にiPadを手に取って見てみないと分からない。動画で撮影してもカメラやディスプレーが120Hzに対応していなければ無意味だからだ。

 120Hzリフレッシュレートは筆者にとって、大画面のRetina Displayが登場したときの衝撃だった。

 最初にアップルがRetina Displayを世に出したのは、2010年6月発売のiPhone 4だ。ただ、Retina Displayの本当の衝撃は、その後に登場したiPadやMacbook Proの大画面から受けた。大画面へのRetina Display適用は、iPadでは2012年3月に発売された第3世代、MacBook Proでは2012年6月発売の15.4インチ(Mid 2012)が最初となる。

 120Hzリフレッシュレートがどのくらい生産性向上や疲労緩和に役立つかは分からないが、操作する楽しさを改めて呼び起こしてくれた。

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