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記者の眼

悲しくて立てなくても走れ!

谷島 宣之=日経BP総研 イノベーションICT研究所 2017/06/16 イノベーションICT研究所

 壁にぶつかり、悲しみ、涙ぐみ、意欲を失い、立つ気力もなく、壁の前でうずくまってしまったら一体どうしたらよいか。そうならないようにする手だてはあるのか。

 本稿は6月2日に公開した拙文『心が折れても立ち向かっていく方法』の続編である。何人かの読者が感想を送って下さったので、それらを引用しつつ、「悲しくて立てなくても走る」方法を考えてみたい。

 最初にお断りしておくと、今回紹介する感想を送ってきた人はいずれも馬鹿である。あるいは馬鹿の予備軍に属する。馬鹿では失礼だとするなら「暗黒面に堕ちた人」である。

 慌てて説明すると、本稿における「馬鹿」ないし「暗黒面に堕ちた人」は「いい年をして10代のアイドルに熱狂している50代」を指す。そして筆者自身も馬鹿の一人である。感想を送ってくれた人には「あなたのことを馬鹿と書いて紹介してよいか」と問い合わせ、いずれも快諾いただいた。

「心が折れても立ち向かっていく」という重要な課題を考えるにあたって、なぜアイドルが出てくるのかと疑問に思う読者が多いだろう。だが、馬鹿は馬鹿なりに考えている。こう書くとあんまりだが、アイドルの話を除けば、いずれも課題に対する一つの意見になっている。

 念のため、前回書いた一文を再掲しておく。「気楽に読み、『そういうやり方もあるかもしれない』『いや、それは駄目でしょう』などと、つぶやいていただければと思う」。

開発経験がない外野からもっともらしいことを言われたら

 まず一人目の意見を紹介する。情報システムに関わる仕事をしている方だ。

 どんなプロジェクトにおいても当事者が一番大変なのですよね。情報システムの開発プロジェクトでは多くの場合、開発経験がない外野がもっともらしいことを言ったりします。その時、気合いを維持するために、パーソナルPMを鎧兜(よろいかぶと)として使う、というのは面白いアイディアです。

 システム開発の経験が皆無の顧客や上司から「こんなこともできないのか」と言われ、「こんなこと」が大幅な手戻りを引き起こす要求だった場合、くじけそうになるかもしれない。そうならないためには気合いが必要だろう。

 「パーソナルPMを鎧兜にする」とはパーソナルPMコミュニティの主宰者、冨永章氏が近著『パーソナルプロジェクトマネジメント 増補改訂案』に書いた言葉である。パーソナルPMは「パーソナルプロジェクトマネジメント」の略で、PMの知恵と手法を個人の活動に適用するものだ。

 冨永氏は次のようなことも書いている。「パーソナルPMを実行しているという意識が気持ちの拠り所や心の支えになる。鎧兜を纏(まと)ったかのように不安や心理的なプレッシャーから気持ちを守れる」。

 PMが鎧兜になる、これは組織のプロジェクトにおいても同様である。「面白いアイディア」と読者が評価してくれたのは有り難い。だが、具体策を彼が書き出すと途端に妙な意見になっていく。

 ライブの際にバンドTシャツを着て、リストバンドを付けると気合いが入ります。同じように何か象徴的な物を身に付けることは一案かもしれません。その「物」が何か、まだ思い付きませんが。気合いを入れるために心の中でお気に入りの音楽を思い浮かべる、これもありでしょう。

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