マイクロソフトが提供する、Windows 10への無料アップグレードの終了日が迫ってきた。終了日は2016年7月29日だが、余裕のないタイミングで実行しようとすると、混雑などの影響で間に合わなくなる可能性がある。日本マイクロソフトによれば、日本のユーザーは特にぎりぎりまで様子見をする傾向が強いという。

 無料期間中にクリーンインストール用のDVDやUSBメモリーを作成しておいたとしても、無料期間終了後はWindows 7/8/8.1のプロダクトキーでは利用できなくなるはずなので注意しよう。いったんWindows 10にアップグレードしたことのあるパソコンなら、パソコン本体にひも付ける形で自動的にWindows 10のライセンスが登録されているので、無料期間の終了後でも問題はない。

 日経パソコンでは、「Windows 10 最終乗り換えガイド」として、安全確実にアップグレードするための特集記事を6月13日号に掲載した。初心者寄りの内容だが、ここではそのポイントを紹介していこう。関連記事として「Windows 10にアップグレードする前に知るべき6つの事柄」も参照してほしい。

 なお、Windows Updateの設定が「更新プログラムを自動的にインストール」になっている場合、自動的にアップグレード日時が設定されるので注意しよう。気が付いたらアップグレードが進行中という事例も多い。その場合はアップグレード途中での、ライセンス条項の確認画面で「拒否」を選択すれば、元のWindowsに戻す処理が実行される(図1)

図1●進行中のアップグレードを止める場合は、ライセンス条項の確認画面で「拒否」を選択する(マイクロソフトの公開動画から引用)
図1●進行中のアップグレードを止める場合は、ライセンス条項の確認画面で「拒否」を選択する(マイクロソフトの公開動画から引用)
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