• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • PR

  • PR

  • PR

  • PR

  • PR

記者の眼

米国人と押し問答、「正論は日本企業には通じない」の情けなさ

谷島宣之=日経BPイノベーションICT研究所 2017/04/04 イノベーションICT研究所

 ある仕事のため昨年10月から月に数回、かなり長い英文を書き、電子メールで送っている。これだけの英作文をこなすのは高校生以来ではなかろうか。

 送信前に読み直すと文章の大半が“I”(アイ)で始まっており、これは酷いと思うが書き直すのが難しくそのまま送ってしまうことが多い。先方がどういう感想を抱いているか不明だが一応話は通じている。

 今朝、ふとインターネットを検索したところ「explainは他動詞でありaboutは要らない」という説明が出てきた。まさに送ろうとしていたメールの中に“I explain about”と書いていたので慌ててaboutを削除し、送信した。

 過去3年間、英エコノミストの年末特別号を翻訳出版しており、その際編集責任者を務めてきたのでかようなことを書くのはよろしくないかもしれないが英語はやはり難しい。

米国人と英語で交渉してみた

 以上は3月29日にソーシャルネットメディアに投稿した拙文である。コラムをITproや日経ビジネスオンラインで公開した際、その旨を知らせる1、2行の文を書く程度にしかソーシャルネットメディアを使っていないが、このところの英作文で疲れたせいかどうか、珍しく数段落の文を書いて投稿した。

 英作文を必要とした「ある仕事」は二つある。一つはマーケティングに関して米国の専門家と協業することである。協業だから商売であり、お金の交渉はそれに長けた人に頼んだが、それ以外の諸条件は筆者が交渉した。やり取りには主に電子メールを使い、一度だけビデオ会議で相手の顔を見ながら話した。

 「諸条件を交渉した」と書いたものの実際を書くと次のようになる。先方に実施してほしいことを箇条書きし、テキストファイルに収めて送る。先方から戻ってきたファイルを読み、分からない点を書いてまた送る。戻ってきたファイルを読み、質問を送る。この繰り返しでなんとか済ませた。

 20年以上前のことを思い出してみると、海外企業への連絡にはファクシミリか電話を使うしかなかった。ファクシミリの場合、そのつど要件を最初から書かなければならない。テキストファイルのやり取りはずっと簡単である。電話で英語を話し、聞くのは苦痛であった。ビデオ会議で互いの顔が見えるだけでかなり楽になった。

 それでも米国の専門家と筆者との間で話が通じなくなる場面があった。原因はマーケティングにしばしば出てくる、セグメントやターゲットという言葉の意味をこちらがよく分かっていなかったことだ。定義は一応知っていたが具体例についてやり取りしていると頭がついていけなくなる。

 業務アプリケーションソフトウエアを例にとってみよう。セグメントとターゲットを選び、それに合わせてアプリケーションの提案方法、価格、導入支援会社などを含む、マーケティングのシナリオを考える。同一の業務アプリケーションであってもセグメントとターゲットごとに異なるシナリオが考えられる。

あなたにお薦め

連載新着

連載目次を見る

今のおすすめ記事

  • 【週末スペシャル】

    東京モーターショー“笑顔”特集 国内完成車メーカー編

     次世代自動車の祭典「第45回 東京モーターショー2017」)が10月28日~11月5日に開催された。東京モーターショーの見所は最新技術を詰め込んだ車両だけではない。コンパニオン達の輝く笑顔も来場者を惹きつける。記者が総力を挙げて取材したコンパニオン達を、3回に分けてお送りしたい。まずは国内完成車メ…

  • 【記者の眼】

    戸籍のマイナンバー対応を阻む2つの壁

     住民票と並んで個人にとってなじみの深い公的書類に戸籍がある。その戸籍をマイナンバーに対応させるための法制化の取り組みが本格化した。住民票や課税証明書と同様に、マイナンバーに基づく情報連携によって行政機関への戸籍謄抄本の提出を不要にして、国民の利便性向上と行政事務の効率化につなげるのが狙いだ。

ITpro SPECIALPR

What’s New!

経営

アプリケーション/DB/ミドルウエア

クラウド

運用管理

設計/開発

サーバー/ストレージ

クライアント/OA機器

ネットワーク/通信サービス

セキュリティ

もっと見る