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記者の眼

有能な人を次々育てる「スーパーボス」を解剖してみた (2/4)

中川 ヒロミ=出版局 2016/04/06 ITpro

一流の人を育てるスーパーボスはどの業界にもいる

 スーパーボスというのは、ダートマス大学のシドニー・フィンケルシュタイン教授が「すごい上司」につけた言葉だ。同教授は著書『SUPER BOSS』の中で、こう定義している。

さまざまな業界で、一流と呼ばれる50人のうち15~20人ほどは、ひとりかせいぜい2、3人の同じ才能養育者の下で働いたか、教えを受けたことがある。こうした才能養成者をスーパーボスと呼ぶ。 ――『SUPER BOSS』はじめに から

 フィンケルシュタイン教授が、スーパーボスの存在に気づいて調査を始めたのは10年前。米国の有名レストランのシェフやさまざまな賞を受賞するシェフの多くが、サンフランシスコのシェ・パニーズというレストランで働いた経験があると分かったからだ。シェ・パニーズのシェフ、アリス・ウォータースがまさにスーパーボスだったのである。

 フィンケルシュタイン教授が調べるうち、こうしたスーパーボスは料理界だけなく、IT業界にもいるし、スポーツ界、食品業界、ファッション業界にもいることが判明した。

 IT業界で「スーパーボス」だとしてシドニー・フィンケルシュタインが名前を挙げたのが、米オラクル創業者のラリー・エリソンと米インテル創業者のロバート・ノイスだ。

 特にラリー・エリソンの元部下には、シリコンバレーの大物になった人物が多い。米セールスフォース・ドットコム創業者のマーク・ベニオフや、のちにオラクルが58億ドルで買収した米シーベル・システムズ創業者のトマス・シーベル、米EMCのハリー・ユー上級副社長などがいるという。たしかに、そうそうたる人たちがエリソンのもとから育っている。

上司がろくでなしでも部下が育つことも

 では、スーパーボスはどうやって人を育てているのだろうか。フィンケルシュタイン教授が10年かけて、スーパーボスや元部下に話を聞き、調査した結果からは、それぞれのスーパーボスたちの違いと共通点が見えてきた。

「スーパーボス」の元部下、米セールスフォース・ドットコム創業者のマーク・ベニオフ氏
2012年12月6日、都内で開催した自社イベント「Cloudforce Japan」で撮影
[画像のクリックで拡大表示]
 まず、スーパーボスによって、人柄はまったく違う。人格者のスーパーボスもいるし、性格が悪いけれど人を育てられる人もいる。『SUPER BOSS』では、(1)因習打破タイプ、(2)栄誉あるろくでなしタイプ、(3)養育者――の3つに分類している。

 (3)の養育者タイプが、よい上司の一般的なイメージに一番近い。部下を成功させようと善意で人を育てる。一緒に働きながらそばで教えたり、声をかけたりして、部下を指導してくれる。前述の“にこにこ無茶振り”デスクは、朝の顔は怖かったが、まさにこのタイプだった。「中川の文章はうるおいがないよね!」と笑いながらも、メモのような原稿に赤字を入れて直してくれた。

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