カーシェアの意外な使い道が明らかに、カフェから子守り、カラオケまで

2017/02/20
川又 英紀=日経情報ストラテジー (筆者執筆記事一覧

 日本でもカーシェアリングの利用が拡大している。なかでも国内のカーシェア市場の約7割を握り、利益が拡大しているのがパーク24だ。傘下のタイムズ24が運営するカーシェア「タイムズカープラス」は、15分206円から使える気軽さが利用者にウケている(写真1)。

 割安な料金に加え、スマホから簡単にカーシェア車両を予約できるとあって、タイムズ24も予想していなかった意外なカーシェアの使い方が次々と明らかになってきた。筆者は2016年末にパーク24が提供する様々なサービスを取材したのだが、取材中に一番盛り上がった話題は、カーシェアの使い道の多様さに話が及んだときだった。もしかすると、新たなビジネスにつながるヒントはこんなところに隠れているのかもしれないとも感じたほどだ。ここで一部を紹介しよう。

写真1●タイムズカープラスのカーシェア車両の例
撮影:北山 宏一
[画像のクリックで拡大表示]

 話を聞いて「確かにあり得るよな」と、筆者が思わずうなずいてしまったのが「カーシェアの車内をまるで“部屋”のように使っている人が意外に多い」という事実だった。

カーシェア車内で仕事、静かではかどる

 例えば、外出先で仕事がしたい営業担当者がカーシェア車両を部屋代わりに使う例は、その典型といえるだろう。車内は静かなので、特に顧客に電話をかけるときは、カーシェアの静寂な空間は貴重なようだ。カーシェアは事前に予約ができるので、自分が使いたい時間帯と場所をあらかじめ決めて、スマホから“部屋”を確保しておく。移動手段としての車にではなく、静かな空間の利用にお金を払う人がいるということだ。

 利用する営業担当者からは「近くのカーシェア拠点をスマホからサッと検索し、30分だけ車を借りる。15分206円なのでカフェ代よりも安いことがあるし、何より静かに仕事ができる」という声が聞かれたとか。仕事に集中できる自分だけの空間を社外に持てることは、外回りが多い人には特にありがたい話だろう。

 静かなカーシェアの車内に目を付けた人は他にもいた。子育て中のママたちだ。

夜中に赤ちゃんが目を覚まし、大声で泣き出してしま...
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