毎年、7月最後の土日は研究会旅行と決めている。1998年以来続けているので今年で18年目になる。一昨年は松江、昨年は京都、今年は伊豆の伊東である。どこに行くかは筆者が決めるのだが、何の脈絡もない。

 ただ、今年の場所はNECインフロンティア(現在の社名はNECプラットフォームズ)伊東保養所と決めていた。2月に研修で1泊したのだが、高台にあって海の見えるロビーやお風呂がすばらしく、金目鯛の煮付けをはじめ料理がおいしかったからだ。ここで学生のゼミ合宿のような宴会をしたいと思った。

 7月26日11時、伊豆高原駅に10人が集合。大室山(写真1)や伊東市内を観光して夕刻、保養所に入った。好天に恵まれて、猛暑日だったがロビーからの眺めは素晴らしかった(写真2)。

写真1●大室山の山頂で記念撮影
写真1●大室山の山頂で記念撮影
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写真2●保養所のロビーからの眺めは素晴らしかった
写真2●保養所のロビーからの眺めは素晴らしかった
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 さて、本論に入ろう。2010年5月にiPadが販売開始されてから1年余りの間、まさにブームというべき状況の中でiPadにはずいぶん仕事をさせてもらった。2台のiPadがネットワークを介して資料を共有したり、電話会議したりできるアプリを開発し、全国各地で約30回の講演をこなした。

 結局、電話会議アプリはちっとも売れず、紙のパンフレットを代替するカタログアプリが売れた。副産物としてiPadと一緒に紹介した「脱シスコ」を特徴とする大規模ネットワークを受注し、毎年大きな売上を上げている。