ソフトバンクとパシフィックコンサルタンツは2017年12月14日、都内で説明会を開き、5G(第5世代移動通信システム)とIoT(インターネット・オフ・シングズ)を活用した災害対策や渋滞回避などスマートインフラの開発で業務提携したと発表した(写真1)。
今後、両社は実証実験などを進め、公共インフラを管理する自治体、関連企業、利用者向けにスマートインフラソリューションの提供を目指すという。
5GとIoTを活用した社会インフラの構築を目指す
説明会では、ソフトバンクから代表取締役副社長兼COO(最高執行責任者)の今井康之氏が登壇(写真2)。「ソフトバンクが提供してきた最先端のテクノロジーは、企業だけでなく社会インフラにも活用いただけるはずだ。業界No.1のパシフィックコンサルタンツと組むことで、スマートインフラソリューションを共同で開発することに合意した」と提携の背景を語った。
パシフィックコンサルタンツからは代表取締役社長の高木茂知氏が登壇(写真3)。「IoT、AIを全世界に提供するソフトバンクのフロンティアスピリットは、戦後の混乱から国土を復興させてきた当社と共通するものがある」とした。