視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタルは2017年12月12日、米国のテレビやパソコン、モバイルなどのメディアの視聴状況をまとめた「ニールセン トータルオーディエンスレポート2017年第2四半期版」を発表した。

 テレビについては、テレビ番組などのコンテンツを視聴できるインターネット対応のテレビ接続端末に注目した。テレビ番組などのコンテンツを視聴できるインターネット対応端末の普及率は、前年比12ポイント増加となった。

 「インターネット対応マルチメディアデバイス」「インターネット対応スマートテレビ」「インターネット対応テレビゲーム機」をインターネット対応テレビ接続端末と位置付け、その世帯保有状況を調査した。すると2017年6月現在、テレビ保有世帯(6950万世帯)のうち、58.7%が1種類以上保有しているという結果が出た。

インターネット対応テレビ接続端末の世帯普及状況
インターネット対応テレビ接続端末の世帯普及状況
(出所:ニールセン デジタル)
[画像のクリックで拡大表示]

 このほかに今回のレポートでは、「米国の成人がコンテンツの配信と視聴の3大プラットフォーム(デジタル、オーディオ、テレビ)に接している時間は1日当たり30分増加した」「35~49歳のデジタルデバイス利用者は、1日のソーシャルネットワーキングサイト/アプリの利用時間のうち、4分の3はスマートフォンから利用している」といった結果を報告している。

[発表資料(PDF)へ]