インテルは2017年12月7日、ヘルスケア事業の現状と展望に関する記者説明会を開催した。冒頭、挨拶に立った米インテル アジアパシフィック・ジャパン担当 ヘルス・ライフサイエンス担当ディレクターのマーク・バービイ氏は「ヘルスケア業界にもデジタル改革の波が来ている」と現在の状況を説明した。
バービイ氏はインテルのビジョンとして「将来を見据えて、様々な成長領域に重点を置いているが、その一つにヘルスケアがある」と述べた。
バービイ氏はコンピューティングの次の大きな波としてAIを挙げた。既に2016年のサーバーの売上の7%がAIに関連する処理をするためのものだったが、「データセンターでのAI向け処理は、2020年には現在の12倍に成長する」(バービイ氏)と予測した。
このAIがさまざまな業界の変革をもたらし、すでにヘルスケアにおいても診断結果の分析、放射線画像の分析、治癒サポートなどに利用されているという。