ソニーは2017年12月7日、新規事業創出プログラムによるスマートウオッチ「wena wrist」の新製品を発表した。腕時計のバンド部の新モデルとしては「wena wrist pro」と「wena wrist active」の2機種を、ヘッドについても機械式とソーラー式の2機種を発表した。wena wrist proと2機種のヘッド部は12月21日に、wena wrist activeのみ2018年3月上旬に発売する。

wena wristは商品ではなく「作品」

 発表会には、ソニー新規事業部門新規事業創出部wena事業室 統括課長の對馬哲平氏が登壇(写真1)。イベントは新商品発表会という位置付けだったが、「我々は商品ではなく、作品を作っている。作品には作り手の思いや、こうあってほしいという思想が込められているもの。そこに共感した人が対価を払ってくれていると考える」と語った。

写真1●ソニー 新規事業部門新規事業創出部wena事業室 統括課長の對馬哲平氏
写真1●ソニー 新規事業部門新規事業創出部wena事業室 統括課長の對馬哲平氏
(撮影:山口 健太、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

 wena wristを開発したきっかけとして對馬氏は、「腕時計とスマートウオッチが好きで、両方を身に付けていた。腕時計には情緒的価値、スマートウォッチには機能的価値を求めていた」と説明。新たに発表する第2世代モデルについては「さらに理想に近づいたものになった」と紹介した(写真2)。

写真2●wena wristの本流と支流
写真2●wena wristの本流と支流
[画像のクリックで拡大表示]

 第1世代のwena wristを進化させた「本流」のモデルとしては、「wena wrist pro」を発表した(写真3、4)。発表会当日の12月7日より予約受付を開始し、12月21日に発売する。市場想定価格はシルバー色が3万5000円、プレミアムブラック色は3万7000円(税別)。