PFUは2017年12月6日、本人確認書類を自動認識するタブレット端末用OCRソフトウエア「DynaEye 本人確認カメラOCR」を発表し、販売を開始した。業務システムに組み込んで利用する。

「DynaEye 本人確認カメラOCR」の概要
「DynaEye 本人確認カメラOCR」の概要
(出所:PFU)
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 タブレット端末のカメラで撮影した運転免許証、マイナンバーカード、在留カードの3種類を自動判別し、文字を認識する。撮影はタブレット端末をかざすだけでよい。ピントや手ぶれ、照明の写りこみを判断し、文字認識に適した状態で撮影するという。住民票の写しなどの関連書類を撮影し、台形補正など整形した画像として出力する機能も備える。

 PFUではこれまで、運転免許証とマイナンバーカードに別々のソフトウエア製品で対応していた。これらに在留カードも加え、1本のソフトウエアで対応できるようにしたことで、入力作業効率化などのメリットを得られるという。

 導入に際しては、このソフトウエアを業務システムに組み込むための「開発環境用ライセンス」と、実行のための「実行環境用ライセンス」が必要。価格は、開発用ライセンスが1開発端末当たり税別45万円。実行環境用ライセンスは個別見積もりとなっている。