米クアルコムはハワイで開催中のイベント「Snapdragon Technology Summit」で現地時間の12月5日、常時接続PC(Always Connected PC)に関する取り組みを説明した。

 この場で同社は、新しいSoC(System on a Chip)である「Snapdragon 845 Mobile Platform」を発表した。搭載機能とスペックなどの詳細は、12月6日にアナウンスされる。

Snapdragon 845
Snapdragon 845
(出所:米クアルコム)
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 またPCメーカーが、 Snapdragon 835を採用したWindows 10 PCの新製品を発表した。台湾のASUSが2018年の早い時期に発売する2in1タイプの「ASUS NovaGo」と、米HPのデタッチャブル型PC「HP Envy x2 PC」である。クアルコムはこれらの新しいPCについて、薄く冷却ファンのないデザインでありながら、ギガビットLTE通信による常時接続や丸1日以上の電池寿命を実現すると説明している。

 またクアルコムは米AMDとの協業を発表した。これは、クアルコムのモデム技術とAMDのRyzenプロセッサーにより、世界の主要PCメーカーが高性能でギガビットLTEによる常時接続を提供するコンピューティングプラットフォームを開発することを容易にするためのものである。