楽天は2017年12月1日、格安スマホ事業「楽天モバイル」の事業説明会を開催した。事業の最新状況やプラスワン・マーケティングから事業承継した「FREETEL」について説明した。
まず楽天の大尾嘉宏人執行役員楽天モバイル事業が登壇(写真1)。「楽天モバイルの提供開始から3年が経過した。当初は格安へのハードルを下げるためセット端末を強化し、2016年には大容量プランを開始。2017年にはオリジナリティーやグループ連携を強化し、9月にはスーパーホーダイを発表した」と振り返った。
回線数は140万回線を突破したという(写真2)。11月1日の「FREETEL」事業承継により、当時105万回線だった楽天モバイルにFREETELの35万回線が加わった。
契約者の年齢層は若い世代が増えているという。2016年10月と2017年10月を比較すると20代が増加(写真3)。20代と30代の割合の合計で半数以上を占めるようになった。「若い世代が増えているのは楽天グループにとっても、良いこと」(大尾嘉執行役員)とした。
市場シェアはMMD研究所の調査において「メインで利用している格安SIM」で楽天モバイルが1位になった点を引用。「FREETELと合わせて25.9%になり、4人に1人が楽天のMVNOサービスを利用している計算だ」(大尾嘉執行役員)と話した(写真4)。