デンソーとNEC、NECプラットフォームズは2017年11月29日、車載用の情報通信機器を開発する新会社デンソーネクストを11月24日に設立したと発表した。NECの玉川事業場(神奈川県川崎市)で、車載の通信機器や情報を表示するディスプレーなどの開発を進める。12月1日に事業を開始する。

NECの玉川事業場
NECの玉川事業場
出所:NEC
[画像のクリックで拡大表示]

 デンソーネクストの出資比率はデンソーが51%、NECプラットフォームズが49%。従業員は約50人で、デンソーとNECプラットフォームズの技術者が半数ずつ占める。デンソーとNECは2016年12月に人工知能(AI)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)を活用した高度運転支援、自動運転やモノづくりの分野で協業している。新会社の設立で協力関係を深め、コネクテッドカーなどの普及を想定した開発を加速させる。