日本通信は2017年11月29日、ソフトバンク回線を活用する格安SIMの機能を拡充した。高速通信の上限を15Gバイトに拡大し、5G~15Gバイトの範囲(1Gバイト単位)でユーザーが毎月の上限を自由に設定できるようにした。

 同社がソフトバンク回線を活用して展開する音声通話対応の格安SIMは、「b-mobile S スマホ電話SIM」と「b-mobile S 990 ジャストフィットSIM」の2種類。両者ともに毎月の通信量に応じて1Gバイト単位で課金する「おかわり課金方式」を売りにする。高速通信の上限拡大で毎月の通信量の変動が激しい顧客でも使えるようになり、同社顧客専用サイト(My b-mobile)で上限を設定しておくことで安心して使えるようになった。

 さらに「b-mobile S 990 ジャストフィットSIM」については、1Gバイト当たり500円の追加料金を、11G~15Gバイトの範囲に限って350円とした。

 同社はソフトバンク回線を活用した格安SIMの潜在市場を400万人と見ていたが、現状の契約数は数万件にとどまる。今回の機能強化や販売店拡充などにより、2018年3月末までに10万件強に引き上げたい考え。