トーンモバイルは2017年11月22日、東京都内で発表会を開催し、格安スマホ「TONE」のシニア向け新機能やTSUTAYAでの無料レンタルなどについて発表した(写真1)。

写真1●トーンモバイルがシニア向け新サービスを発表(撮影:山口 健太、以下同じ)
写真1●トーンモバイルがシニア向け新サービスを発表(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 発表会にはトーンモバイル 代表取締役社長の石田宏樹氏が登壇(写真2)。MVNO市場について、「携帯料金は本当に下がったと言えるのか。3キャリアの1回線当たり利用料はソフトバンクこそワイモバイルの影響で下がっているが、NTTドコモやauはむしろ上がっている。その一方で3キャリアの国内営業利益は2012年度と比べて123%に増大している」と指摘した。

写真2●トーンモバイル 代表取締役社長の石田宏樹氏
写真2●トーンモバイル 代表取締役社長の石田宏樹氏
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 MVNOの動向について、「日本で格安スマホが占めるシェアは15%まで伸びてきたが、諸外国よりもまだ低い。トーンモバイルでは価格だけでなく差別化されたサービスを提供していきたい。今後も国内MVNO市場は年率150%で成長するだろう」(石田氏)との見方を示した。

 これまでに発表した新サービスの状況についても振り返った。7月25日に女性誌「VERY」と共同で発表した、夜間にスマホを使えなくする機能では、制限を利用しているユーザーが26%存在し、特に13歳未満では40%が制限しているという(写真3)。

写真3●夜間のスマホ利用制限の利用状況
写真3●夜間のスマホ利用制限の利用状況
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