アビームコンサルティングは2017年11月13日、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用してテレビ朝日の業務改革を支援したと発表した。RPAを適用する要件の定義やロボットの開発、技術者の育成や運用ルールの策定などを総合的に支援したという。

 アビームによると、テレビ朝日が毎年約1カ月以上に渡って開催するイベント「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」で、従来はスタッフが日々手入力していた前売り・当日売りやアトラクション整理券付きなどのチケット販売データについて、RPAが代行できるようにした。気象データなどと組み合わせて、翌日以降のマーケティング戦略が迅速に立案できるようになったという。

 また労務担当者が確認していた勤務実績管理でも、社員の出勤表の入力状況について、入力情報が不足している社員にメールで入力依頼を行うプロセスをRPAが代行。社員の入力状況を確認する時間が削減できたという。

 システム運用サポート業務にもRPAを導入し、システム新規接続の申請について人手で行っていたシステム間連携の業務をRPAが代行するようにした。入力時間の削減や入力ミスなどをなくして業務の精度も向上したとしている。