東北新社は2017年11月10日、広告・放送・映像業界においてクラウドサービスの開発と普及促進を目的に、ねこじゃらしと業務提携したと発表した。

 広告・放送・映像業界では、コンテンツの高精細化による映像素材のデジタル化が進み、ファイルベースでのワークフローが一般化してきている。東北新社では、ネットワークの高速化により可能となった大容量データのオンライン共有や、動画ファイルの受け渡しに、安全性と操作性を兼ね備えたシステム環境の開発を模索してきたという。

 今回は、東北新社がこれまで映像制作の各分野で蓄積してきたノウハウを、クラウドサービスの開発・運営を主体とするITベンチャー企業であるねこじゃらしに提供し、サービスを構築していく。今後両社は、より強固なセキュリティと直感的で使いやすいインタフェースを持つサービスの実現を目指し、共同開発していく。広告・放送・映像業界においては、東北新社が独占販売窓口を担う。

 両社は2017年11月15日から幕張メッセ(千葉県)で開催される「Inter BEE 2017(国際放送機器展)」に共同出展し、映像制作のためのクラウドストレージサービスを紹介する。

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