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速報

エム・データと日本マイクロソフト、AI関連の共同実験

長谷川 博=日経ニューメディア 2017/11/09 日経ニューメディア

 エム・データは2017年11月9日、日本マイクロソフト(日本MS)の技術支援を受け、MSのAIサービスを活用したメディアやコンテンツの自動解析結果を、人力で補完することで最適なアウトプットとコストバランスを目指す「A Ideal(エイ・アイデアル)プロジェクト(仮称)」を発足したと発表した。共同の実証実験も開始した。

 テレビやラジオの番組・CMなどのメディアやコンテンツから理想的なメタデータを生成する「A Ideal meta(仮称)」を始める。メディアやコンテンツに含まれる映像や音声から、まずAIが音声を自動解析し、内容をテキスト化(メタデータ化)。流行語・人名・商品名・特定の固有名詞など、メディアやコンテンツ内で多用される新語や造語を正しく検知できない場合は、手作業で理想的なアウトプットに成形する。

「A Ideal(エイ・アイデアル)プロジェクト(仮称)」のイメージ
(出所:エム・データ)
[画像のクリックで拡大表示]

 AIに投入する学習データをクレンジングする「A Ideal cleansing(仮称)」の実証実験も同時に開始する。主に汎用AIや機械学習エンジンに事前学習させるデータをクレンジングするもの。誤字脱字がなく、AIが学習しやすい言葉の係り受けなどを考慮するといった、AIの特性に合わせたデータクレンジングを実施する。

 エム・データは、 テレビのメタデータを10年以上にわたって作成してきたノウハウを生かし、AIの解析結果から品質の高い理想的なメタデータを生成する。日本MSはAIに「Microsoft Azure」を採用し、AIおよびその周辺のインフラ活用に向けた技術支援を提供することで本実証実験を推進する。

 AIが自動生成したメタデータの誤りや不備を人が修正・補正した「正解データ」、ならびに人が生成した「辞書データ」を教師データとしてAIに再学習させる。これにより精度向上のスパイラルを繰り返し、AIの解析水準を高めるワークフローを回す。

 エム・データは実証実験を通じて改良・改善を重ね、次のステップでは無形資産のコンテンツ化・管理・流通、自動コンテンツ認識技術を利用したサービスの展開なども視野に入れる。メディア企業の業務効率化、作業負荷軽減、作業代行、コスト削減、働き方改革、スマートプロダクション化など、業界発展に貢献していくという。

[エム・データの発表資料へ]

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