インターネットイニシアティブ(IIJ)は2017年11月7日、MVNO事業に関する説明会を開催。「フルMVNO」サービスを2018年3月末までに開始することや、長期利用者向けの特典プログラムなどを説明した。説明会には、IIJ MVNO事業部長の矢吹重雄氏が登壇(写真1)。MVNO事業の回線数が2017年9月末時点で203万9000回線に達したことを明らかにした(写真2)。

写真1●IIJ MVNO事業部長の矢吹重雄氏(撮影:山口 健太、以下同じ)
写真1●IIJ MVNO事業部長の矢吹重雄氏(撮影:山口 健太、以下同じ)
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写真2●MVNO事業は200万回線を突破
写真2●MVNO事業は200万回線を突破
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 回線数の内訳は「IIJmioがもうすぐ100万回線、MVNEとして提供しているものが約65万回線、法人向けが約40万回線」(矢吹氏)との数字を明かした。MVNEの数は128社とした。

 MVNO市場については、「数え方にもよるが、総務省の調査では2016年度に1636万回線、9.7%を占めており、右肩上がりに拡大している。MVNOや格安スマホ、格安SIMといった言葉が認知されてきた。同時に、社会的な役割や責任も大きくなってきている」(矢吹氏)との見方を語った(写真3)。

写真3●MVNO市場規模の推移(総務省統計)
写真3●MVNO市場規模の推移(総務省統計)
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