ネオジャパンと大日本印刷(DNP)は2017年11月6日、会議室や社用車といった設備の予約・利用状況をリアルタイムに可視化する「desknet's NEO 電子ペーパー設備予約表示システム」を発表した。電池駆動の電子ペーパー端末の採用で設置工事費を抑えられるのが特徴。同年11月27日に販売を始める。

設備の利用開始/終了を記録するDNP製の「電子ペーパー表示器」。電池駆動なため工事不要で設置できる
設備の利用開始/終了を記録するDNP製の「電子ペーパー表示器」。電池駆動なため工事不要で設置できる
(出所:ネオジャパン)
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 同システムは、設備の利用開始/終了を記録するDNP製の「電子ペーパー表示器」とPoE給電対応の「専用無線アクセスポイント」、ネオジャパンのグループウエア「desknet's NEO」と連携する「管理サーバー」で構成する。電子ペーパー表示器は4個のCR2450ボタン電池で1年超のバッテリー駆動が可能。管理サーバーとは近距離無線「ZigBee」ベースの独自無線で通信する。

 電子ペーパー表示器を会議室の入り口に設置し、利用者が入退室時に利用開始/終了ボタンを押す。管理サーバーはdesknet's側の設備予約に使用時間を記録する。予約時間を過ぎても10分間無操作だった場合は、自動でdesknet's側の設備予約をキャンセルする。会議室や社用車などの利用を専用端末で記録し、カラ予約や稼働率の低い設備などをあぶり出せる。

 価格は、初期費用が25万円、電子ペーパー表示器が5台で31万2000円、専用無線アクセスポイントが1台で12万8000円、2年目以降の保守費用が5端末当たり12万円(いずれも税別)。別途パッケージ版またはクラウド版のdesknet's NEO V3.5/V4.0環境、管理サーバー用のWindows Server 2012 R2環境が必要になる。