「あいち無料公衆無線LAN推進協議会」は、愛知県および県内6市町(名古屋市、豊田市、安城市、常滑市、みよし市、豊山町)が整備した無料公衆無線LAN間において、認証連携のフィールドトライアルを実施する。トライアルの実施期間は、2017年11月9日から2018年3月31日を予定する。

 認証連携を行うことで、県および市町が整備した無料公衆無線LAN サービスの各箇所において、利用者がスマホやタブレットに対応アプリをダウンロードし認証手続きをすれば、他の箇所でも再認証手続きすることなくインターネット接続が可能となる。

 このトライアルでは、Web-API方式による認証連携を採用する。Web-API方式は公衆無線LAN認証管理機構が策定管理する技術仕様。異なる事業者が整備したWeb-API方式対応の無料公衆無線LANサービスエリアにおいて、利用者が複数ある対応アプリから選択し利用する認証連携は国内初という。

 対象となる無料公衆無線LANは、愛知県が中部テレコミュニケーション、名古屋市がワイヤ・アンド・ワイヤレス、安城市、常滑市、豊田市、豊山町、みよし市の県内5市町がキャッチネットワーク、スターキャット・ケーブルネットワーク、知多半島ケーブルネットワーク、ひまわりネットワークおよびコミュニティネットワークセンター(CNCI)と連携して整備した施設である。県内約2千カ所のアクセスポイントで利用可能となる。

 対応アプリは、「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」(提供はワイヤ・アンド・ワイヤレス)と「えひめFree Wi-Fi接続アプリ」(提供は愛媛CATV)である。

 認証連携フィールドトライアル終了後は、各自治体において、Web-API方式による認証連携の導入について検討していく予定。

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[公衆無線LAN認証管理機構の発表資料へ]
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[ワイヤ・アンド・ワイヤレスの発表資料(PDFファイル)へ]
[愛媛CATVの発表資料(PDFファイル)へ]