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速報

工場のIoT化支援で新団体、制御機器とITの大手が組む

竹居 智久=日経コンピュータ 2017/11/06 日経コンピュータ

 アドバンテック、オムロン、NEC、日本IBM、日本オラクル、三菱電機の6社は2017年11月6日、工場のIoT化を支援する団体「Edgecross(エッジクロス)コンソーシアム」を設立すると発表した。同月29日に設立する予定。コンソーシアムの顧問を務める木村文彦・東京大学名誉教授は「ものづくりにおけるIoT活用を推進するためには企業や産業の枠を超えた協力が必要」と述べ、複数のFA(ファクトリーオートメーション)機器メーカーやITサービス企業が参加する意義を説いた。

 生産設備の近くに置いたコンピュータで設備から収集したデータを処理してリアルタイムに分析したり上位のITシステムにデータを渡したりする仕組みを構築しやすくする。FA機器とITシステムの仲介役となるエッジコンピュータの基本ソフトをコンソーシアムが有償で提供し、そのエッジコンピュータで動くアプリケーションソフトウエアをネット上のマーケットプレースで入手できるようにする。2018年春に基本ソフトの提供を開始し、マーケットプレースを開設する予定。

「Edgecross(エッジクロス)コンソーシアム」の設立を発表した
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 三菱電機が2017年3月に提案した「FA-ITオープンプラットフォーム」構想が原案となった。三菱電機・常務執行役の宮田芳和FAシステム事業本部長は「3月に構想を発表してから実現手法を探ってきた。ソフトウエア基盤については単独で開発するよりも各社の技術や知見を反映すべきだと判断した」と説明した。6社がコンソーシアムの幹事会社となり、他の企業の参加を募っていく。現時点で51社が設立時の会員として内定しているという。

 三菱電機とオムロンは製造ラインの制御に使うPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)の大手。産業用ロボットも手掛ける。競合関係にある2社だが、「生産設備をITシステムと接続する部分は非競争領域」(オムロン・執行役員副社長の宮永裕インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー社長)と考えた。

 エッジクロスコンソーシアムの設立発表に先立ち、産業用ロボットや数値制御装置大手のファナックは、自社が提供するFA機器とデータをやり取りできる基盤「FIELD system」を米シスコシステムズや米ロックウェルオートメーション、Preferred Networksと共同開発し、2017年10月にサービスを始めた。エッジクロスコンソーシアムは発表会で「FIELD systemとの協調も視野に入れていく」(事務局)と述べた。

コンソーシアムが見せた設立賛同企業の一覧
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